全国に30,000社以上もあると言われている稲荷神社の総本宮は、京都市伏見区にある、伏見稲荷大社です。
伏見稲荷大社のご祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。農業の神様で、五穀豊穰・商売繁盛・交通安全などのご利益があると言われていますが、平安時代には「良縁」や「病気平癒」のご利益も授かれるようになったんやそうです。
今では商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達など幅広くご利益があります。
なお、ご祈祷ではこれだけあります。
商売繁昌 家内安全 交通安全 厄除 開運招福 入試合格 学業成就 大漁満足 海上安全 良縁 心願成就 初宮 旅行安全 安産 子授 病気平癒 七五三詣
伏見稲荷大社、お稲荷さんの境内の奥にある稲荷山は、むかし稲荷神を含めた神々が降臨したとされてる場所がありました。「神蹟(しんせき)」と呼ばれる場所です…
京都観光で注目の伏見稲荷大社が外国人観光客に人気なのはなぜ?
伏見稲荷の千本鳥居
「伏見のお稲荷さん」が、外国人観光客さんになんで人気なんか調べたら、「SAYURI」という映画のロケ地で千本鳥居が撮影に使われたり、世界的に人気のSNSインスタグラムの口コミとかで広がって外国人さん達の間で広まっていったそうです。
お稲荷さんの使いの「お狐」にまつわるお話とは?
伏見稲荷大社は全国に30,000社以上あると言われてる稲荷神社の総本宮ですけど、稲荷神社いうのは、稲荷神(稲荷大明神)をお祀りしてる神社のことです。お稲荷さんと呼ばれています。
お稲荷さんというと、狐の姿をしてる神様と思たはるかも知れませんが、稲荷神は狐やのうて、狐は稲荷神のお使いと言われています。
神様の姿は見えしませんけど、神様の使いである狐は、人間の目でもその姿を見ることができるて言われてるので、稲荷神社には狐がいるそうです。
伏見稲荷大社は稲荷神のご利益についてこのように答えたはります。
古くは朝廷が、雨乞いや止雨と共に五穀豊穣を願われたり、国の安穏を願われるなど公の願い事が多く記録されています
平安時代には良縁を願ったり、秀吉は母親の病気平癒を真剣に願い、おかげを受けています。
時代が下って商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神として信仰を集め、今日もなおこれらの信仰は続いています。
稲荷神社に祀られている狐の多くは、妖狐(ようこ)である白狐(びゃっこ)と言われています。晴明神社の陰陽師・安倍晴明の母上は、妖狐やったという言い伝えがあって狐の力は占いや呪術にまで及ぶとも言われます。
お稲荷さんは、昔から神様の中でもかなり強力な力を持ったはるので、お参りする時は気をつけるようにと言われたことがあります。
これはどこの神社やお寺でも同じですけど、「真摯な態度」でお参りしなさい、という意味です。
伏見稲荷大社が外国人観光客さんに人気なのはなぜか
京都に来はる外国人観光客は中国の方が多いように思います。その中国では『九尾の狐(妖狐)』が中国神話の生物であることで狐を信仰したはるそうです。
また、ずーっと続いている「千本鳥居」の朱色一色の景色が日本らしゅうて綺麗やとか、拝観料が無料いうのも、外国人観光客さんに人気の理由かも知れへんね。^^;
外国人に大人気の千本鳥居の裏には、奉納しはった人の名前と期日が漢字で書いてあるんですけど、外国人観光客さんはその鳥居の裏から写真を撮らはるそうです。日本の漢字に惹かれやはるんやろか…?
伏見稲荷大社の外国人観光客さんに大人気の「千本鳥居」について
伏見稲荷大社に鳥居がいっぱいあるのはなぜ?
願い事が「通る」或いは「通った」の御礼の意味から、鳥居を奉納する習慣が江戸時代以降に広がった結果やそうです。
「千本鳥居」がある辺りは、神の降臨地である山の入り口にもあたるとか。現世から神様のいる幽界へと続く門として、たくさんの鳥居が建てられたのがその始まりと言われています。
「千本鳥居」だから千本?ではありまへんえ。現在稲荷山全体の鳥居は1万基ほどもあって、その数は今も増え続けています。反対に鳥居の劣化も激しゅうて、1日に3本ほどは新しく建てたり修理せなあかんのやそうです。
神域のお山巡りはウォーキングが楽しめる?
伏見稲荷大社は、稲荷山全体が神域と言われます。1周は約4kmかかる時間は2時間前後。
この、神域の稲荷山をぐるっとまわるんが “お山巡り”で、神秘的な景色を見ながらウォーキングが楽しめると、ウォーキング好きな外国の人には嬉しいスポットなんでしょうね。
ちなみに、御劔社(みつるぎしゃ)から一ノ峰にかけて、約200段の階段があって超難所。(階段きつい ^^; )
そんなこんなで、「伏見稲荷大社」は世界遺産にはまだ登録されてませんけど、世界遺産である金閣寺や清水寺をおさえて、外国人観光客さんに人気があるいうことです。
まとめ
お稲荷さん(伏見稲荷大社)には何回も行きました。母と行った時は、母から「小銭ぎょうさん持って行かなあかんで」て言われましたが、ほんまにお参りするとこはぎょうさんあります。何回行ってもお稲荷さんは私にとって不思議な空気に包まれたところです。
伏見稲荷大社 アクセス
【電車】をご利用の場合
・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分
伏見稲荷大社は、JR京都駅から2駅です。駅前からすぐ参道に繋がっていますので迷わへんて思います。
最後までお読み下さってありがとうございました。