清水寺から八坂神社へと向かう坂の途中、八坂の塔のすぐ近くにある「八坂庚申堂」は、地元の人からは「八坂の庚申さん」と親しまれていますが、インスタ映えすることでも有名で女子に大人気のスポットでもあります。
インスタ映えスポット女子に大人気!カラフルで可愛いくくり猿
京都八坂庚申堂のくくり猿
庚申さんは、いい人が大好きです。だからいい人にはご利益を与えます。
庚申さんは、わるい人が大嫌いです。だからわるい人には罰を与えます。
庚申さんの願いは、みんながいい人になることです。
だからみんながわるい心をおこさないよいうにこわい顔をしています。
庚申さんは、いい人になろうとする人を全力で応援します。
八坂庚申堂(正式名称「大黒山延命院金剛寺」)は、年に6回の「庚申待ち」と呼ばれる行事が行われます。
庚申待ちとは
庚申とは干支の「庚(かのえ)」「申(さる)」の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる、三尸(さんし)という虫が、寝ている人間の体から抜け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く、天帝は寿命を司る神であるから、悪いことをした人に罰として寿命を縮める。
ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか、体から抜け出ることができないので、庚申日は、徹夜をする、これを庚申待ちという。
この庚申待ちの行事にさまざまなことを行って徹夜していたが、青面金剛(しょうめんこんごう)はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からか、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、庚申イコール青面金剛となった。
また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願いを続ければ如何なる願いも叶うとされている。
インスタ映えスポット女子に大人気!京都八坂庚申堂のカラフルで可愛いくくり猿
SNS映えするとか、インスタ映えするスポットやと女子に大人気な理由は、「八坂庚申堂」の境内に鈴なりにぶら下がってる、カラフルで可愛い「くくり猿」。
カラフルで可愛い「くくり猿」とは?
カラフルで可愛い「くくり猿」は、お守りの事です。手足を縛られたお猿さんがモチーフになっています。私はこの「くくり猿」の身のお守りの方を買うて、いつも持ち歩くお財布につけています。
インスタ映えスポット女子に大人気!くくり猿に願い事を託して
くくり猿は”心”をコントロールするアイテム!
くくり猿は、お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしています。これは、お猿さんのように動き回る人の心を象徴しているんやそうです。
欲望のままに行動する、お猿さんを動けないようにくくりつけ、欲に走らないようと人間を戒めているもの。
くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は 欲を一つ我慢すること!
くくり猿に願いごとを託して、欲をひとつ我慢して、ご本尊の青面金剛に奉納すると、願いごとを叶えてくれやはるいうことです。
そうなんです!八坂庚申堂は、SNS映えやインスタ映えするスポットやと大人気なんですけど、願いごとが叶うと言われるパワースポットでもあるんです。
まずはご参拝をして、「くくり猿」に願いごと書いて託しましょう。。「くくり猿」は、奉納して帰らはる人の方が多いて聞きますけど、持って帰ってお守りにしはってもええんやそうです。
まとめ
八坂庚申堂は正式名称を「大黒山延命院金剛寺」で、浅草寺(東京)・四天王寺(大阪)とともに、日本三庚申のひとつとされています。
病気を封じ込めるコンニャク祈祷が有名で、他にも学業・商売繫盛に御利益があると言われています。
「聞かざる、見ざる、言わざる」
お猿さんは庚申の使いとされていて、「聞かざる、見ざる、言わざる」の3匹のお猿さんが、境内のいたるところに居はります。
「くくり猿」の他にも、お猿さんにちなんだお守り等の授与品がありますのでお見逃しのないように。
「八坂庚申堂」の基本情報
住所:京都市東山区金園町390
電話番号:075-541-2565
アクセス:京都市バス「清水道」から徒歩約3分
最後までお読み下さってありがとうございました。