京都市は北区、上京区、左京区、中京区、東山区、山科区、下京区、南区、右京区、
京都で治安が悪いと噂される伏見区の人口が多くなった理由
伏見区は、1931年(昭和6年)4月1日 -伏見市、 紀伊郡深草町、下鳥羽村、横大路村、納所村、堀内村、向島村、竹田村、宇治郡醍醐村の1市1町7村が、京都市の合併、編入によって誕生しました。
さらに、昭和25年には乙訓郡羽束師村および久我村を編入、昭和32年には 久世郡淀町の編入を行い、京都市の11区の中でも最大の人口として現在にいたっています。
伏見区の総人口: 278,265人(推計人口、2018年10月1日)
人口が多いため病院、保育所、幼稚園、小学校、中学校も多いのが特徴ですね。伏見区には、観光スポットとしても人気がある場所がたくさんあります。
ちなみに伏見区は、東京特別区を除く全国の政令指定都市の中で、横浜市港北区、横浜市青葉区、福岡市東区、仙台市青葉区に次いで人口の多い行政区というわけです。
伏見区誕生
大正時代に入り,酒造業が大幅な成長を遂げ,町の経済が拡大すると,明治30年頃から芽生えていた伏見市昇格への要望が高まりました。大正7年(1918)には深草村と上鳥羽村の一部が京都市と合併,大正11年には深草村が町制施行,続いて昭和4年(1929)4月,伏見町が市政施行を京都府に申請し,京都府もこれを受け入れ,内務大臣の認可を経て伏見市が誕生しました。しかし,この伏見市誕生には京都市への合併を認めるという条件がついていました。伏見市側は京都市との合併にも有利であるとの認識から,市となる道を選んだのでした。2年後の昭和6年4月伏見市は京都市と合併,深草町,醍醐村なども同時に合併し,京都市最大の行政区である現在の伏見区が産声を上げたのでした。
京都で治安が悪いと噂される伏見は古くから城下町として栄えてきた?
安土桃山時代、天下統一を果たした豊臣秀吉はその晩年に伏見城を築きました。伏見は京都、奈良、大阪の中継地にあり、木津川、宇治川や桂川、鴨川があり水陸共に交通の要所。
1594年に伏見城を建てるのに建築材を運ぶため伏見港を開き、1595年には天下の中心とも言えるほどの一大拠点となったのです。
京都伏見はかつて「伏水」と記されていて、昔から良質の地下水に恵まれてきました。天下人豊臣秀吉が伏見城内に「金名水」、「銀名水」と呼ばれる井戸を掘り、お茶会を催した時に使ったといわれています。
伏見の氏神様である御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)には、環境省が選定した「日本名水百選」の第1号に選ばれた御香水と呼ばれるおいしい水が境内に湧き出ています。
「伏水」の原水はこの「伏見の御香水」と同じ水脈です。現在でも伏見の各蔵元は、この地下水を利用して酒造りをしています。
名水「伏水」は桃山丘陵地帯に流れる良質な地下水。日本酒の仕込み水として使われ、口当たりの柔らかさが特徴です。
地元の人は早朝から、御香宮神社の湧き水を汲みに行く人が多いんですよ。飲みやすくて美味しいです。他にも湧き出てるところがありますが、並ぶのがちょっとめんどい…笑
伏見は1594年に城下町の開発や町割等が急速に進められ、武家屋敷や町屋、道路などの区画整理が行われ、現在の町の原型が作られました。
伏見区の歴史は長く深いものがあり、桃山町金森出雲や桃山町島津など、現在でも住所に大名屋敷の名前が残っています。
京都伏見の治安が悪いとガラが悪いはちょっと違うのでは?
伏見は治安が悪いとかガラが悪いと噂されていますが、治安が悪いとガラが悪いは違うと思います。伏見区はだだ広いのでガラが悪いという地域はあります。
だからといって、治安が悪いのかというと違うと思うんですね。伏見区は昭和6年に伏見市と醍醐村、深草町などの9つの市町村と京都市の合併、編入によって誕生しました。
いろんな所からいろんな気質の人間が集まっています。京都市内と言われる、上京区、中京区、下京区の人たちの言葉と、伏見の人の言葉も若干違います。
私の見解ですが、下京区に7~8年住んでた者としてそう感じます。どちらかといえば伏見は大阪っぽいですね。
伏見区の京阪沿線で住みやすいとこってどこ?
先日の事、「京都の伏見区という所に引っ越す事が決まったので、次の条件(下記項目↓)にピッタリ合ういい町ってどこかあるかな?」と知人から聞かれたんですね。
なんでもその知人のご主人の転勤先が伏見区で、私が伏見区出身なので私に聞かれたんでしょうね。
知人からの条件はこうです
1 車は持ってないので、公共交通機関のあるところ(便利なとこなんでしょう)
2 子どもはいないので、学校にはこだわらない(ふむふむ。。)
3 買い物便利、地域の雰囲気のいいところ(なるほど。。)
4 真偽はともかく京都はよそ者に暮らしにくいといううわさを聞くので、そういう感情のあまり激しくないところ(???)
5.車がないので、京阪沿線がいい!(これは必須だとか…)
そういうことなら、伏見区と言っても広いので一言では言えませんが、中心である大手筋(伏見桃山)~六地蔵あたりでしょうかね。
公共交通機関、商業施設、それに人口が京都11区中1位と多いので、賃貸物件も多すぎるほど豊富。それなりに競争があるので物価はまあまあ安い。
中心部から離れている(距離的にはたいしたことない。電車で数分だから)から、物価も家賃も安い。城下町で水運で栄えた独自の文化があり、京都市内中心よりおおらか(多分)。大阪中心部へも1時間以内とかなり便利。
京阪沿線の丹波橋駅や伏見桃山駅界隈は生活するのに便利です。
京阪本線の伏見桃山駅は近鉄京都線の桃山御陵前駅と隣接しているので、交通のアクセスも良い。
買い物は京阪本線伏見桃山駅から降りて、西側には大手筋商店街というアーケードつきの大きな商店街があるし、イオンや業務用スーパーもあるので利便性いいとこです。
まとめ
人口が京都11区中1位の伏見区。人が集まるということは住みやすいからでしょうね!もうね、地元出身だからって身びいきというのも多少ありますけど、住みやすいですよ。
特に伏見桃山がおすすめです。大手筋商店街があるから買い物便利。近鉄京都線、京阪沿線で大阪や京都駅まで直通で行ける。ご近所づきあいは挨拶程度で良い。最低限のルールやマナーさえ守れば、それ以上に気を使う必要もないし、関わらなくて大丈夫です。
てか、京都民は線引っちゅうのを重んずるということを理解してください。「ここからここまでは入って来ていいけど、こっから先は入らんといてな」というアレです。つまり、当たり障りのないご近所付き合いを心がければよろしいんやないかと思いますけど…
「親しき中にも礼儀あり」という言葉は大好きですね…京都民は。もちろんワタシもですよ。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。